Louisiana

ルイジアナ州State of Louisiana)は、アメリカ南部である。アメリカ合衆国50州の中で、陸地面積では第31位、人口では第25位である。 州都バトンルージュ市、最大の都市ニューオーリンズ市である。元フランス領であったが、1812年、アメリカ合衆国の州になった。民法ナポレオン法典が用いられる。また州の下の行政区画として、他州で用いられるカウンティcounty、郡)のかわりにパリッシュ(parish、キリスト教小教区を意味したが、現在は行政小教区 civil parishで、日本語ではカウンティ相当として「郡」と訳している)が用いられるのもフランス植民地時代の影響である。パリッシュがカウンティ相当として使われるのはアメリカではルイジアナ州のみである。

州内幾つかの都市圏では、多文化、多言語の遺産が残っており、18世紀に領域を支配したフランス(本国およびアカディア)やスペインヌエバ・エスパーニャ)の混合文化に強く影響され、また先住民であるインディアンや、西アフリカから奴隷として連れてこられたアフリカ系アメリカ人の文化の影響も見られる。19世紀初めにアメリカ合衆国の領土となり、アングロサクソン系のアメリカ人が流入して州に昇格する前に、アメリカ合衆国の他州とは幾分異なった文化が形成され、今日に繋がっている。

ルイジアナ州の位置