復活祭、イースター
復活祭(ふっかつさい、ギリシア語: Πάσχα、ラテン語: Pascha、フランス語: Pâques、英語: Easter、ドイツ語: Ostern、ロシア語: Пасха)は、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教において最も重要な祭[1][2][3][4][5][6]。
多くの教会で特別な礼拝(典礼・奉神礼)が行われるほか、様々な習慣・習俗・行事がある。
正教会ではギリシャ語から「パスハ」とも呼ぶ[7][注釈 1]。カトリック教会では「復活の主日」[8]とも呼ばれ、聖公会、プロテスタントなどでは「復活日」(ふっかつび)[4][9][注釈 2]や、英語から「イースター」とも呼ぶ[10][11]。「復活節」(ふっかつせつ)は、西方教会において復活祭からの一定期間を指す用法の他、プロテスタントの一部で復活祭(復活日)当日を指す用法がある[12]。
基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わる移動祝日である。日付は変わるものの、必ず日曜日に祝われる。キリスト教が優勢な国においてはその翌日の月曜日も休日にされていることがある。欧州における主要株式・債券市場は、復活祭の前の聖金曜日、復活祭後の月曜日に休場する[13]。