Delphi

デルポイ古代ギリシア語Δελφοι / Delphoi)は、古代ギリシアポーキス地方にあった都市国家ポリス)。パルナッソス山のふもとにあるこの地は、古代ギリシア世界においては世界のへそ(中心)と信じられており、ポイボスアポローンを祀る神殿で下される「デルポイの神託」で知られていた。古代デルポイの遺跡はユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されている。

日本語では「デルフォイ」「デルファイ」と表記されることも多い。英語表記(Delphi)、フランス語表記(Delphes)や現代ギリシア語発音に基づく「デルフィ」も用いられる。遺跡の西にはデルフィの名をもつ集落があり、また遺跡を含む自治体の名前にもなっている。